未来予想図Ⅲ

未来について考えてみたことを書くブログ…

国はエンジニア養成政策をしなければ、今後日本はどんどん衰退していく

 
YUKIみたいな容姿・声(ここ重要)の女友達とカラオケでJudy and Mary歌いたい。
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日本という国について、とくにこだわりがないのだが、この国の行先は暗い。
 
まぁ国内にずっと住む分には困らない。だが、海外旅行が好きな私にとっては、他国の物価が相対的に上がっていくと、困るのである。
昔はヒッピーが住み着くタイなんかも、一泊1000円以下で個室に泊まれたりしたのだが、いまだと会社幹部の給料が日本より高いというのだから、近いうちに日本と同じ物価になってしまって、
タイのあの気楽に旅行できる雰囲気がなくなってしまうかと思ったら恐ろしい。
外国人が日本の良さを知って共感するのは、とても良いのだけれど、これ以上観光地なんかに人が集中してほしくないってのが本音。
でもそれは世界全体で見たら、世界の平均所得が上がって均質に近づくから良いことなんだろうけど…
 
日本がここまで衰退していったのは、先を見通す力がなかったのだが要因だろう。
バブル経済が崩壊して、それから日本は自分たちで解を探すしかなかった。
自分たちで考えてこなかった政治家たちは困った。どうすりゃいいんだ。
高度経済成長の基盤となった国土強靭化計画も大量消費社会も全部アメリカなどの先進国からの輸入品だからだ。
 
今起きてる問題ってのは、技術者不足である。
オリンピックでエンジニア不足を嘆いているが、そもそもIT業界ですらエンジニアが足りていない。
その仕組はこうだ。
 
政府は2000年台以降、起業を促進した。
今まで資本金が1000万円必要だった株式会社が、1円から作れるようになったりと、起業のハードルが下がった。
そこにきたIT革命。元手がなくても始められるから若者でも起業ができた。
しかし、バブルに強い恐怖感を抱いている日本社会は、これを歓迎せず、いつか崩壊するとITについて得体の知れないものとした。
一旦はITもバブルが起こり、弾けた。
それ見たことか、と手のひら返しでIT叩きが行われた。でも、ITはその当時未だ根付いているとはいい難い状況で、それを株主が何も知らずに飛びついたというだけなのだ。
本質的にはIT自体に悪いところはなく、年々成長しているのだ。
なので、ほとんどの業界との相性が良いITにより、様々なサービスが生み出された。今も。
 
今時ITをかんでないサービスは無いといっても過言ではないよね
だから、そのサービスの穴という穴に新規企業が次々参入していった。ニッチ産業こそが、新興企業の攻め入ることができるからだ。
この参入のハードルは低くなった分、起業には良いのだけれど、しかし、このサービスを創るための肝が足りない。そう、エンジニアだ。
 
そうした人材不足を補うために、日本企業が何をしたかというと、文系採用である。
SEというIT業界を代表する職業でも、文系が多く採用されている。要は社内で人材を育てるのだ。
 
そうなると、専門や大学で情報の学位を持ってる人たちは割にあわない。
だいたいにおいて、人気の企業というのは、給料が高いから人気なのだ。
しかしエンジニアという希少性が求められるはずの職業が、企業側がその希少性を台無しにしてしまったため、もともと情報系の学部の人気は変わらない。
 
本来なら
エンジニアの給料が良い!
理系で情報を学ぼう!
情報系人材が増え、レベルが向上する
 
というのが普通の流れなのだが現状では
 
商社!広告代理店!SEは誰でもなれるから滑り止め!
やっぱ人気業界はダメか…SEやな…
技術者のレベルは上がることなく、給料も他の社員と変わらず据え置き
 
である。
まぁ日本において横並びというのが、好まれるが世界の中では、将来衰退していく流れだろう。
ちなみにIT技術者の平均年収が
・サンフランシスコ 1500万
・上海 700万
・東京 500万
とかいう情報もあります。
今後、世界の潮流は相変わらずITで、これまでプラットフォームやアプリ開発だったのが、IoTやVRといった高度な技術が必要とされていく。
しかし、この流れに日本が乗っていけるのか、といったら正直厳しいと思う。
 
別にそこまで日本に思い入れはないので、日本がどんどん世界のトップ集団から離れていくのは構わないが、それをよしとしない人がいたら、この点については問題提起していくべきだろう。
 
 
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No wind serves him who addresses his voyage to no certain port
目指す港がないような航海をしていたら、どんな風が吹いても助けにならない
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