未来予想図Ⅲ コンビニの未来
今まで高身長の男性を好きな女性は理解不能だったんですが、「高身長好き女性は巨乳好き男性と一緒」という一文を見てから、彼女たちを理解しました。同類だ、と。
競争激しいよねーって業界の一つがコンビニ。
今まさに中国の戦国時代を思わせるような装いを見せている。
コンビニが誕生した年は具体的にははっきりしていないが、1970年台前半であるという。それは、ちょうど日本が高度経済成長期にはいっていったころだ。忙しいサラリーマンの需要ニーズに応えたのが始まりだったりして。
コンビニの売上は年々増加している。景気が悪い中でも、増収しているってのはとてもすごいと思う。
また、インフラとしても強みがある。災害が起こった時に行ける身近なライフラインといえば、コンビニになる人が多いと思う。24時間開いているという安心感。
最近では、宅配弁当サービスも始め、これからの高齢化地域の需要にも対応拡大していくように見える。
では、コンビニの将来はどのようになるか考える。
海外への規模拡大
海外へ旅行した時に、あれ?ファミマ!?セブン!?と言った状況はなかった?
ちなみに台湾のセブンは、おでん?がとてもクセのある匂いだったため、日本と少し雰囲気が違かった。だけど、海外でもちゃんと成功しているように見えた。ガラガラなお店はなかった。店員が日本と違って無愛想とかはあるけど、品揃えの豊富さは日本と同様であった。後述するCRM(Customer Relationship Management:日本語で顧客管理)を利用したポイントカードなんかと合わせると、日本企業が失敗しやすい、その国、地域に合わせたローカライズもやりやすくなるんじゃないかなーと推測
インフラとしてのコンビニ
これまでも、コンビニは災害時にとても活躍した。東日本大震災が起きた時に、東北地域の一部ローソンでは、店舗で米を炊いていたため、供給ラインが崩れても、おにぎりを作ることが出来たという。また、基本24時間開いているため、いつ起こるかわからない災害に対する備えとしては、非常に相性がいいと思う。
今後、国の政策として、コンビニを災害インフラとして支援することがあるかもしれない。例えば、非常食の保持義務、それにあたる費用支援など。また、そういった緊急時以外にも日常的なインフラとしてさらにサービスを追加していくかもしれない。
インフラ面で一番ありえそうなのは、スマホとの連携である。特にバッテリーについて。
だけど、コンビニは面積当たりの単価だったり、回転率を上げることがメインなため、カフェで長居するようなユーザーは望んでいない。そこで、今後短時間で充電できる機器が出来た場合に、コインシャワー的に、1回100円30秒で30%回復できる、みたいなサービスが生まれるかもしれない。
ポケモンGOとも相性いいかもね
地域コンサル
消費者にとっては、あまりメリット感じてないのだけど、コンビニからすると宝の山。そのカードの情報を使うことで、個人の購買行動が読めるから。それによって、商品のリピート率であったり、どの層に受けがよいのか、などがわかる。これは前述のCRMの一例である。
この情報を利用すれば、ある地域のユーザー層が見て取れる。来店のリピート率がある層とない層で、そこの地域にどれほど流動人口があるのかを探ることができる。(特定のコンビニ目当てに遠くから来ることは稀だから)また、ある程度の年齢層や男女の比率も推定することが出来る。こうした情報は、特に飲食店なんかだと有益なものになるんじゃないか。
だけど、個人情報の観点から、どこまでビジネスに出来るのだろう。実際に今おいてある商品棚には、そういった購買履歴を元とし、その店にあった最適な商品が置かれている。それをあまり意識することなく、消費者はポイントカードとして、コンビニでポイントをためているけど、それがビジネスとして流用されていると、ポイントカードの利用は減るかもしれない。
会員制コンビニ
最後にコストコみたいな会員制コンビニである。コストコのビジネスモデルは、使用する人には年会費を徴収し、その分、店の料金は安く設定するというものだ。年会費を払う人には、頻繁に使用する人もいれば、使用しない人も居て、なるべく少ない利用者がおいしいお客となる。
そのビジネスモデルをコンビニに適用してはどうか。ただ、これは気軽に行けるというコンビニの良さを打ち消してるし、スーパーや百均などの安さ勝負のセクターと大きく競合してしまう。
なのでその逆に高級感を漂わせ、コンビニ界のスターバックスになるのも一つの手である。商品には、白身魚のムニエルだったり、ロイズのお菓子など、女子ウケが良く、スタイリッシュなものが置いてあるみたいな。
という将来が来るかもしれない。
ちなみに一番好きなコンビニはエブリワンです。