アイデア発想法
まず、アイデアについて。あなたが最初に思いつくアイデアは、他の人も同様に思いついている。この前提に経って欲しい。一人ひとり違う、とは言っても世界に何億人といるので、変わった環境に育ったという以外は、他の人と同じような思考にたどり着いてしまう。なので、その発想のプロセスを変えなければいけない。そこでどうするか。全く考えられなかったアイデア同士をくっつけるのが一番手っ取り早い。例えばカフェ。最近いろいろなカフェが出てきている。だけど、「大人気になるようなカフェを考えてください」と言われたらどういうものが思いつくだろうか。
カフェ→ティーカップ→メルヘンチック→ふしぎの国のアリス風なカフェ⇛✕ すでにあります
カフェ→女子会→スイーツ→パンケーキ→パンケーキがうまいカフェ⇛✕ 結構あります
このようになかなかうまくいかない。最近では、マッチョカフェという、マッチョの店員が給仕するカフェが大好評だけど、こうした思いもよらない組み合わせが、これまでにないサービスを作ることが出来る。そこで、このあり得ない組み合わせを思いつくアイデアの種の発想法をこれから紹介していく。
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しりとり法
読んで字のごとく、何も考えずにただしりとりをして、単語を出していく。
◇メリット
・手軽にできる
・やってみたときにテンポが良い。
◆デメリット
・発散しやすい。
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シックスハット法
できれば6人で行うのが良い。6つの色違いの帽子を用意し、それぞれの帽子に役割をもたせる。その色の帽子によって、キャラを変えてアイデアを考えてみる。
赤:感情的、黃:積極的、黒:消極的、白:客観的、緑:革新的、青:全体を俯瞰
- 作者: エドワード・デボーノ,Edward de Bono,川本英明
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◇メリット
・様々なシーンを想定したアイデアが出て来る。
・役になりきってやると、楽しそう。
◆デメリット
・なれるまで時間がかかりそう。特に青(統括的)とかは。
・帽子の準備が手間※帽子は単なるアイテムなので、なくてもいいです
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マンダラート法
これは大谷投手が使っていたことで最近話題になった発想法である。まず、お題から連想されるキーワードを9つのマスの中心に書く。そこから、そのキーワードに連想される言葉をまわりの8マスに書いていく。その連想される言葉をさらに他の白地の9マスのブロックにそれぞれ書いていく、そこから連想される言葉を出していく。そうすると、最初のキーワードから、まったく違う単語が出て来る。
◇メリット
・テーマにたいして比較的関連したアイデアがでる。
・目標達成としても使えるツール。
◆デメリット
・選んだ単語次第では、ネタが尽きる。
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ブレインライティング法
1.テーマを「ブレインライティングシート」の頭に記入。
2.リーダーはタイムチェックと進行役を担当。
3.メンバーは原則6名、しかし何十人でもできるのがこの技法の特徴。
4.机は原則として円形か正方形に。
5.配布されたシートに、各自はまずⅠの横のABC欄にアイデアを5分間に3つ書く。
6.5分たったら自分のシートを左の人にわたす。各自渡されたシートのⅡの列のABC欄に、前の人のアイデアを発展させたり、独自案を考えてアイデアを書く。
7.また5分たったら左の人へわたす。
8.時間は全体で30分。最大で、6人×3案×6ラウンド=108アイデアとなる。
9.最後は手元にきたシートの中から、各自よいと思われるアイデアを選び発表することもある。
◇メリット
・一人では出なかったアイデアが生まれる。
◆デメリット
・一人でできない
・極端な知能の差があると、それがバレる。
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なぜなぜ5回法
これは某TOYOTAで使われている手法で、ビジネスにも応用できる。あるアイデアに対し、なぜそうなったのか、を繰り返すことで、その問題の本質を見極めることが出来る。
トヨタが「現場」でずっとくり返してきた言葉 (PHPビジネス新書)
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◇メリット
・テーマの本質をつき、見落とした部分に気づいたり出来る。
・TOY◯TAの社員になったきになれる。
◆デメリット
・なぜ?の部分を見つけることが出来ない場合、先に進めない。
よく聞く発想法。テーマのキーワードから、なんでもいいので、連想される言葉をどんどん書いていく。言葉以外にも絵だったり、その言葉の思い出など、自由に書いていく。
◇メリット
・いっぱいでてくる
◆デメリット
・止まらなくなって収集つかなくなる。
・整理が大変。
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等価交換法
あまり聞き慣れないやり方であるが、概要はテーマと類似したケースを探して、それの成功事例をもともとのテーマに当てはめる、というもの。これによって今のプルタブの形が生まれたとか。動物の習性や形を参考にするケースがよく使われる、新幹線のはやぶさとか。
◇メリット
・ロジック的に説明しやすい。
◆デメリット
・類似例を探すのが多少大変。
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オズボーンのチェックリスト法
既存のフレームワークをつかって、別視点でアイデアを捉えてみる。
フレームワークとしては、次の9つが代表的である。
- 転用:他に使いみちはないか?
- 応用:他からアイデアが借りられないか?
- 変更:変えてみたらどうか?
- 拡大:大きくしてみたらどうか?
- 縮小:小さくしてみたらどうか?
- 代用:他のもので代用できないか?
- 置換:入れ替えてみたらどうか?
- 逆転:逆にしてみたらどうか?
- 結合:組合わせてみたらどうか?
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◇メリット
・扱いやすい
◆デメリット
・革新的なアイデアは生まれにくいかも。
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NM法
この方法を生み出した中山正和さんの頭文字をイニシャルにしてNM法。類似技法です。やり方は次のとおり。
1.課題を決める
2.キーワードを決める
3.類比を発想する
4.アナロジーの背景を探る
5.アイデアを4.ででてきたものとテーマを結びつけて発想
NM式 頭脳特訓法―パワフルな独創力をつくる (PHPビジネスライブラリー)
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◇メリット
・ロジカルに説明しやすい。
◆デメリット
・類比が思いつくかな
てなかんじでいろいろありますが、日頃から頭動かしてアイデアを生む練習したほうがいいですね。。
【未来予想】MAKER MOVEMENTは来るのか
MAKERSとは
最近の生活の変化といえば、一番大きいのはスマホの普及だ。
手軽に持ち運べる小さなパソコン。それがスマートフォン、いわゆるスマホだ。
もともとは電話だったはずなのに、いまではゲームからカメラから、財布になったりする。というか、ほとんど電話としての機能は薄れてきているのではないか、と思う。
電車を使えば、とたんにスマホを取り出す。もはや、パブロフの犬状態になってるよね。見ない、というか触らない日はなくなったスマホ。
それでは、視線を未来に向けてみよう。次は、どういうブームが来るだろうか。それについて、ある著名なライターは、つぎにこれが来るとしている。
「MAKER」だ。
あまり聞き慣れない言葉だけど、要は「ものづくりする人たち」だ。
ものづくりなんて、自分には関係ない、と思う人は多いだろう。実際、自分も数年前はそこまで気にしていなかった。しかし、製造業をとってみると、日本ではGDPの2割程度も成しており、産業別では一番大きな割合を占める。それが今後大きく変わる、と言う話なのだから、これから書く内容については、話半分でも読んで見る価値があると思う。
MAKERSの基礎
ここでは、その内容について簡単に検証してみる。ちなみにここに書いている著名なライターであるが、クリス・アンダーセンというアメリカの方で、もともと有名な科学雑誌のライターをやっており、「FREE」や「ロングテール」など、現代的なマーケティングについて解説した本を出しており、とても人気を博している。2007年には、世界に影響を与える100人に選ばれているほどだ。そして、2012年に「MAKERS」という本を出した。この本の内容を吟味していきたい。
では、本題に上がっている著作「MAKERS」での彼の主張について、簡単にまとめていく。
まず、今後MAKER MOVEMENTが来るとしている。日本語で言いやすくすると、「ものづくりでの革命」だ。このムーブメントの特徴は3つあり
1.デジタル工作機械で、モノをデジタルで扱い、試作する。
2.デザインをオンラインで共有し、協力する。
3.デザインファイルの標準化で、コミュニケーション(ファイルのやりとり)が容易になった。
ここで触れられている内容は、どれも正しい。
これまでハードウェアは、作っては壊し、作っては壊しのスクラップビルドであり、どうしても手間がかかった。しかし、デジタル技術の普及により、簡単にデザインを変えることができた。これは、文字にもあてはまる。手書きとパソコンの文書作成、どちらが手間かからず出来るだろうか。時間と費用の削減。これはデジタル化での大きなメリットである。
そして、今までの製造業では、特許という考えが深く浸透し、発明者の権利を守る役割があった。それは、発明者の保護につながるいい面もあったが、発明そのものの改善を阻む悪い面もあった。それがメイカームーブメントでは、基本的にオープンで共有していく方針がとられている。これによって、デザインは様々な改変が加えられる。世界につながったインターネットを活かしたものである。企業もこうした流れに沿うケースが増えており、pepperなど、製品の開発コードを公開し、誰でもその製品を開発できる仕様としている。
最後にあまり気にならない点であるが、デジタル化した時の拡張子(もっと簡単にいうとファイルの種類)が、標準化されたことで、データを扱いやすくなった。会社で扱う文書ファイルは、だいたいWordかpdfになると思うけど、それが数十種類もあって、いちいち拡張子の変換作業や互換性の確認をしていたら時間の無駄である。そうした面倒も標準化によって、取り除かれた。
MAKERSの未来予測の検証
これでメイカームーブメントの土台は出来た。あとは、これがどのように発展していくか、だ。本書では次のように説明している。
・プリンタが家庭に普及したように、3Dプリンタについても同様に1家に1台になる。
・3Dプリンタが普及することにより個人でのメイカーが増える。
・この10年はウェブが台頭し、大企業を駆逐してきた。次はリアル(ものづくり)がくる。
これについて自分の見解はこうだ。
・プリンタが家庭に普及したように、3Dプリンタについても同様に1家に1台になる。
→3Dプリンタを持つ家庭は出てくるが、1家に1台ほどは増えない。余裕がある人の道楽。
・3Dプリンタが普及することにより個人でのメイカーが増える。
→個人で作る人は増えるけれど、スマホほどには普及しない。
・この10年はウェブが台頭し、大企業を介在せず無数の個人によってボトムアップしてきた。次はリアル(ものづくり)がくる。
→ウェブほどには数は多くならないので、ボトムアップは難しい。
本書では、ネットとリアルをビットとアトム、という言葉で対比して説明しているが、この言葉をもちいると、ビット(ネット)とアトム(リアル)の大きな違いは物理的に存在するかどうか、である。
たとえばネット上で将棋をやる場合、パソコンの画面でのみ動かせる。しかし、リアルでは、実際に将棋盤を使わなければならない。そこで3Dプリンタを動かす。3Dプリンタで作りには、将棋盤のデザインから最適な材料を選ばなければならない。しかも、作るにしても数分では出来ない。次に将棋のコマをつくらなければならない。その頃にはもうあなたは将棋をやることの興味を失っているだろう。造形にかかる時間などは、技術の進歩によって今後大幅に短縮化される可能性が高い、がそれでもネットに比べたら、リアルは面倒くさい点がいくつもある。さらに、使い捨てではない限り、月に何度も作ることはないだろう。
こうした理由から、3Dプリンタのようなハードウェア製造機械が一般に普及することはなかなか難しいと思われる。ただ、昔のぶら下がり健康機みたいに、余裕がある家庭には購入してくる人も増えるだろうし、ファブラボのように地域コミュニティのなかに、図書館の一画に工作スペースがあるような形で置かれるかもしれない。
MAKER MOVEMENTで起こる未来予測
上記以外に想定される未来を予想していく
- ”オリジナル”というブランドの拡がり
-
企業や社員という枠組みの曖昧化
-
売り手と買い手の関係性の変容
1.”オリジナル”というブランドの拡がり
オーダーメイドにまさる商品はないだろう。それが無数の個人であれば可能になる。というか、無数の個人が大量生産が可能な大企業に対する生存戦略はそれしかないのだ。最近では、オーダーメイドスーツが比較的安価に行えるサービスがでている。これも既存の大企業の隙間を狙った戦略になるのだろう。
2.企業や社員という枠組みの曖昧化
基本的にMAKER MOVEMENTはオープンコミュニティで形成される。なので、開発しているといっても、それぞれの関わり度合いはバラバラとなるし、基本的に給与体系はないので、そのコミュニティによっても、どのような報酬があるかはバラバラである。そのため、企業という概念はなく、社員という概念もない。そして、今後は本業の他の趣味として、こうしたオープンコミュニティへの参加が増えていくと思われる。
3.売り手と買い手の関係性の変容
これまでは、あるサービス(これは製品だったり、目に見えないものだったり)に対して、その価値分のお金を払うことで、売買が成り立っていた。
しかし、クラウドファンディングから発生する製品は、違った意味合いを持ってくる。ちなみにクラウドファンディングとは、まだ正式に販売されてない魅力的な商品に対して、支援額を示し、ある一定の金額が貯まると、そのお金が発展者へ届き、製造や開発に使うことが出来る。そして、支援者は、商品+サービスを見返りとして受ける。(例えばステッカーのようなものだったり)これによってその商品に対するコミニュティが出来上がる。いわばファンクラブだ。開発者としては、スタートアップを支援してくれる顧客は大切なお客様になるし、支援側としても巣立つ前のヒナを見守るような心持ちになるのではないだろうか。
また、最近ではBtoCのサービスがとても多い。ネットに詳しくなくても、簡単に自分のお店をオンライン上に開設できる。オンライン上でフリーマケットのようなことができるメルカリなんかは、その代表例だ。
まとめ
これまでの内容をざっくりまとめると
「MAKER MOVEMENTは社会を変革するほどではないけれど、ある程度はわたしたちに影響を与える。例えば、これまでよりも”オリジナル”のモノが普及していく。」ということだ。
だけども、一番怖いのはテロ組織が簡単に武器を製造できるようになってしまうことだ。。。
〈グラスホッパー〉伊坂幸太郎作品が読者にハマるツボについての考察〈マリアビートル〉
伊坂幸太郎さんの代表的作品であるグラスホッパーとマリアビートル。
この2つは、内容的に続編ではないのだが、同じ世界観となっておりマリアビートルがグラスホッパーの後の話となっている。そのため、まだどちらも読んでいないならば、まずグラスホッパーから読むことをおすすめする。
さて、伊坂幸太郎さんの作品の多くは映画化されており人気を博している。ほとんどの作品が小説であり、多くのファンがいる。今回、こちらの2作品を連続して読んでみた所、氏の作品のおもしろい部分はどこかと考察してみた。あくまで一意見なので、参考程度に読んでみて欲しい。ちなみに若干のネタバレ含みます。
1.バラバラの世界観が最後につながるところ
伊坂幸太郎作品の一番の読者を引きつけるポイントは、これだと思う。様々な登場人物が、各々独自の価値観だったり、使命感をもって行動する。それらが、ブラックホールで最終的に中心に引きつけられるように、一つの点にまとまっていく。今回読んだ2作品は、殺し合いだったので、勝ち上がりトーナメント、のほうが表現が正しいのかもしれない。
一見無関係に思われる人物間の関係も、過去のいきさつで出会ったりしたりと、その数奇な運命が新しい化学変化を引き起こし、それぞれの運命に影響を与えている。それらが、一視点ではなく、多数の視点で描かれている所も読者からするとおもしろく感じるところだ。舞台の寸劇を舞台袖から、見ているような感じに陥る。
そして、最終的には当初の関係性から、思いもよらない結果に行き着いているのだ。そこまでの展開がテンポ良いため、どこかの死神漫画や無人島脱出漫画のようにくどくなく、読み進めてしまう。
2.個性ある登場人物
のび太は気弱な性格で、すぐドラえもんに頼ろうとする。スネ夫の性格はずる賢く、ジャイアンは横暴的。しずかちゃんは優しくて、ときにお色気シーンを演出する。
上記のキャラクターの性格は、なんの作品名か言わなくてもわかるくらいの国民的漫画の中身であるが、おもしろい作品というのは、間違いなく登場するキャラの性格が際立っている。そして、それはこの伊坂幸太郎の作品でも同様である。
・気弱な性格の鈴木。妻を殺されその復讐に組織にスパイに入るも、冷酷に徹することができない部分がある。
・相手を自然と自殺に追い込む「鯨」。これまで自殺に追い込んだ犠牲者の幻覚を見るようになり、それらの過去を精算するため、関わりをもった者、特に一度だけミスを犯した仕事相手との再戦に熱を上げている。
・最強の殺し屋と言われる「檸檬」と「蜜柑」。短気で好戦的な檸檬とそれとは対象的で知的で冷静な蜜柑。
・中学生とは思えない冷酷な思考の持ち主である「王子」。人の上に立つことを至上としており、その異常なまでの執着は、コンプレックスの裏返しとも言える。
このように、出て来る人物各々が、おもしろいほどに個性的である。そのため、多数の人物視点で描かれるこの2作品は、読んでいて飽きないのだろう。また、今の時点でグラスホッパーが映画化されているが、登場人物がキャラだっていることは、視覚化されて映画にもしやすいのだろう。
3.舞台のリアルさ
マリアビートルについては、話が展開する主な場所が東北新幹線の中となっている。私自身もよく使っている車両なので、読んでいて物語がすすんでいく様が思い描きやすい。
グラスホッパーは、前述した鯨という相手を自殺に追い込む特殊能力をもち、そのようなSFと現実の間のような設定が読者からすると、ありきたりな現実的な話でもなく、ぶっとびすぎたSFチックな話でもなく、ちょうどいいぐらいのバランスであるから、楽しめるのではないかと思う。
もし、東北新幹線で時間がある場合は読んでみて欲しい2作品である。
「プログラムはなぜ動くのか(第2版)」の問い抜粋
↑↑上記の本を読んでみた。プログラムを書いてる人は多くても、実際にどうやって動いているのかわからない人は少なくないと思う。
本書であるが、とおして読んでみても、そこまで理解できなかった。
要は、CやJavaなどの高級言語→アセンブリ言語に変換→マシン語みたいな流れだと勝手に解釈。
ここでは、本書の中に書かれていた練習問題を抜粋して載せている。主に初級者向けだけど、中級者向けの問いもあるので、意外に全部分かる人はいないのでは・・・
答えは問いの下に隠れてるので、ドラッグしてください。
第1章 プログラマにとってCPUとはなにか
・プログラムとは、何ですか?
→コンピュータに実行させる処理の順番を示すもの
・プログラムの中には、何が含まれていますか
→命令とデータ
・マシン語とは、何ですか?
→CPUが直接解釈できる言語
・実行時のプログラムは、どこに格納されていますか
→メモリー
・メモリーのアドレスとは、何ですか?
→メモリー上で命令やデータが格納されている場所を示す値
・コンピュータの構成要素の中で、プログラムを解釈・実行する装置は何ですか
→CPU
第2章 データを2進数でイメージしよう
・32ビットは何バイト?
→4バイト
・01011100という2進数は10進数でいくつになる?
→92
・00001111という2進数を2桁左シフトすると、元の数を何倍したことになる?
→4倍
・歩数表現で表された8桁の2進数1111111は10進数ではいくつになる?
→-1
・歩数表現で表された8桁の2進数10101010を、16桁の2進数で表すとどうなる?
→1111111110101010
・グラフィックスのパターンを部分的に斑点させるためには、なんという論理演算を使う?
→XOR演算
コンピュータが小数点数の計算を間違える理由
・2進数の0.1は、10進数でいくつ?
→0.5
・小数点以下3桁の2進数で、10進数の0.625を表せる?
→表せる
・小数点数を符号、仮数、基数、指数という4つの部分に分けて表す形式をなんと呼ぶ?
・2進数の基数はいくつ?
→2
・表せる範囲の中央の値を0とみなすことで、符号ビットを使わずにマイナスの値を表す方法をなんと呼ぶ?
→イクセス表現
第4章 四角いメモリーを丸く使う
・アドレス信号ピンを10本持ったメモリーICで指定できるアドレスの範囲は、いくつですか
→0~1023
・高水準言語のデータ型は、何を表すものですか?
→メモリー領域を専有するサイズとそこに格納されるデータの形式
・32ビットでメモリーアドレスを表す環境では、ポインタとなる変数のサイズは何ビットですか?
→32ビット
・物理的なメモリーの構造と同様なのは、何バイトのデータ型の配列ですか?
→1バイト
・LIFO(後入れ先出し)方式でデータを読み書きするデータ構造をなんとよぶ?
→スタック:逆の先入れ先だし方式(FIFO)での読み書きはキューという。
・データの大小に応じてリストが2方向に枝分かれするデータ構造をなんとよぶか
→2分探索木(バイナリ・サーチ・ツリー)
第5章 メモリーとディスクの親密な関係
・ストアドプログラム方式とは何のこと?
→記憶装置にプログラムを格納し、逐次実行する方式
・メモリーを使ってディスクのアクセス速度を向上させる仕組みをなんと呼ぶ?
→ディスクキャッシュ
・ディスクの一部を仮想的にメモリーとして使う仕組みをなんと呼ぶ
・Windowsにおいて、プログラムの実行時に、動的に結合される関数やデータを格納したファイルをなんと呼ぶ?
→DLL
・プログラムのEXEファイルの中に、関数を静的に結合することをなんと呼ぶ?
→スタティック・リンク
・Windowsパソコンにおいて、一般的なハードディスクの1セクターは何バイト?
→512バイト
第6章 自分でデータを圧縮してみよう
・ファイルにデータが記憶される基本単位は?
→1バイト
・ファイルの内容を「データの値×繰り返し回数」で表すことで、圧縮する技法は、ランレングス法とハフマン法のどちら?
→ランレングス法
・Windowsパソコンでよく使われるシフトJISコードという文字コードでは、半角英数の1文字を何バイトのデータで表す?
→1バイト
・BMP形式の画像ファイルは、圧縮されている?
→圧縮されていない
・可逆と非可逆圧縮の違いは?
→圧縮されたデータを元通りに戻せるのが可逆圧縮、元通りに戻せないのが非可逆圧縮
第7章 プログラムはどんな環境で動くのか
・アプリケーションの動作環境は、何で示される?
→OSとコンピュータ本体の種類
・Macintosh用のOS(Mac OS)は、AT互換機でも動作するか?
→動作しない
→アプリケーションをソースコードで提供し、環境に合わせてコンパイルすることで実行可能にする仕組み
→バイトコードとなったJavaアプリケーションを実行すること
第8章 ソース・ファイルから実行可能ファイルができるまで
・CPUが解釈、実行出来る形式のプログラムを何コードと呼びますか
→ネイティブコード
・複数のオブジェクトファイルを結合して、EXEファイルを生成するツールをなんと呼ぶ?
→リンカー
・拡張子が.objとなったファイルの内容は、ソースコードとネイティブコードのどちら?
→ネイティブコード
・複数のオブジェクトファイルをまとめて収録したファイルをなんと呼ぶ?
→ライブラリファイル
・WindowsDLLファイルに格納された関数の呼び出し情報だけを持つファイルをなんと呼ぶ?
→インポートライブラリ
・プログラムの実行時に、データやオブジェクトのために動的に確保されるメモリー領域をなんという?
→ヒープ
第9章 OSとアプリケーションの関係
・モニタープログラムの主な機能は?
→プログラムのロードと実行
・OSの上で動作するプログラムのことをなんと呼ぶ?
→アプリケーションまたは応用プログラム
・OSが提供する機能を呼び出すことをなんと呼ぶ?
・GUIとは何の略語?
→Graphical User Interface
・WYSIWYGとは何の略語?
→What You See Is What You Get:ディスプレイに表示されたものをそのまま印刷できるWindowsの特性
第10章 アセンブリ言語からプログラムの本当の姿を知る
・ネイティブコードの命令に、その機能を表す英語の略称をつけたものをなんと呼ぶ?
・アセンブリ言語のソースコードをネイティブコードに変換することをなんと呼ぶ?
・ネイティブコードをアセンブリ言語のソースコードに逆変換することをなんと呼ぶ?
→逆アセンブルする
・アセンブリ言語のソース・ファイルの拡張子は、一般的に何ですか?
→.asm
・アセンブル意言語のプログラムにおけるセグメントとは何ですか?
→プログラムを構成する命令やデータをまとめたグループのこと
・アセンブリ言語のジャンプ命令は何のために使われる?
→プログラムの流れを任意のアドレスに移す
第11章 ハードウェアを制御する方法
・アセンブルリ言語で、周辺装置と入出力を行う命令は何ですか
→IN命令とOUT命令
・I/Oとは、何の略語?
→Input/Output
・周辺装置を識別する番号をなんと呼ぶ?
→I/OアドレスまたはI/Oポート番号
・IRQとは、何の略語?
→Interrupt Request
・DMAとは、何の略語?
→Direct Memory Access:DMAとは、CPUを介さずに周辺装置が直接コンピュータのメモリーとデータ転送を行うこと
・DMAを行う周辺装置を識別するための番号をなんと呼ぶ?
→DMAチャネル
「絵で見てわかるIoT/ センサの仕組みと活用」をめちゃめちゃ簡単にまとめた
↑↑上の本がとても内容が濃かったので、適当にまとめてみた
デバイスの役割
1.センシング:デバイス自身の状態やまわりの環境の状態を収集し、通知する
2.フィードバック:システムから通知を受け、情報の表示や指示された動作を行う
方法としては、可視化、通知、制御が挙げられる
ネットワークの役割
デバイスでIoTサービスにつなぐために必要
・デバイス同士を接続するネットワーク
・デバイスとサーバをつなぐネットワーク
IoTサービス
・フロントエンド部、処理部、データベース
1.ゲートウェイ選択時のポイント
・ネットワークインターフェイス
ゲートウェイの設置場所に影響を与える
・ハードウェア
・ソフトウェア
2.ゲートウェイの機能
・デバイスとの接続
・データ処理
・サーバーへの送信
3.サーバ
HTTP:
最もポピュラー。データ送信を行う一番簡単な方法。
WebSocket:
ネット上でソケット通信するための通信プロトコル。デバイス側から送信サーバに接続し、Web Scketのコネクションを確立する。一度WebSOcけtの接続を確立すると、送信サーバからデータ送信に加えて、クライアント側からデータ送信できる。
MQTT:
パブリッシュ/サブスクライブ型と言われる。一対多の通信可能なプロトコル。ブローカー、パブリッシャー、サブスクライバーで構成されている。
デバイスにHTTPやWebSocketを立てて、サーバ側から接続するのは可能だが、デバイス数が増えた時にサーバがすべての接続先を管理するのは難しい
ブローカー:MQTTの通信を中継する
パブリッシャー:メッセージを送信するクライアント
サブスクライバー:ブローカーに対して、接続を行い接続したいトピック名を伝える。
【デバイスからのデータの受信と送信(同期と非同期通信がある)】
【データの処理と保存】
1.バッチ処理:保存されたデータを定期的にまとめて処理
2.ストリーム処理:受信データを逐次的に処理
【データフォーマット】
XML:わかりやすいがデータ数多くなる
JSON:データ量少ない
MessagePack:バイナリ形式でデータが扱えるので、この3つの中では一番データ数が少なくてすむ。
サービス開発のポイント
【デバイス選定】
・センサ特性
・計測誤差
・法的規制
【デバイスの設置】
・配置設計
・設置場所
・設置環境
【パラメータ設定】
・センシング間隔
・センサネットワークの設定
【データベース】
・RDBやKVS、ドキュメント指向など
・スケールアウトが可能なKVSが採用されることが多い
・初期段階ではRDBが無難。
・拡張性、高性能が必要ならKVS
IoTデバイス
・マイコン:機器制御を行うICチップ。CPU,メモリ、周辺回路が組み込まれている
・入力デバイス:センサ等の使用によって、より詳細かつきめ細かな周囲の状況を把握することができる
マイコンの種類
・H8マイコン
必要最低限の機能が入っている。組み込みを学ぶには少し難しいが最適
デジタル、アナログ、入出力端子、USBポートなどの単純なI/Oポートが小さな基盤にまとまっている。開発しやすいのがメリット。シールドと組み合わせると、大きくなるのがデメリット
・Rasberry Pi
Armプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ。Linuxが入っている。PCとして利用することを主眼におかれた設計となっている。アナログ入力端子がないのがデメリット。
・Beagle Bone Black
Armプロセッサ搭載したシングルボードコンピュータ。Linux、PCT、マイコン、どちらの性能ももっている。値段高め、で日本語資料が少ない。
・Intel Edison
Intelのマイコン、CPUが入っている。Linux。Wifi,Bluetooth4.0搭載。Arduino Unoも装着して使用可。
ドライバ
単純なドライバ回路としてトランジスタが挙げられる
・電流の流れを制御することが可能な電子部品を利用したスイッチング回路
・エミッタ、コレクタ、ベースという3つの端子をもっている
・NPN型、PNP型の2つがある
・ベースに加える電流の変化が非常に小さくてもON/OFFを切り替えれる。コレクタに大きな電源を接続すると、結果的にベースの電流を大きく増幅して出力できるようになる
三端子レギュレータ
・Vin/Vout/GNDという3つの端子がついたもの
・入力された電圧に対し、内部で電圧変換を行い、一定の電圧を出力する。
・高温になりやすいので、取り扱い注意
デジタル信号からアナログ信号への変換
・PWM(Pulse Width Modulation)方式が一般的
・出力のHigh/Lowを高速に切り替えることで、近似的にアナログ出力を実現する。
・周期の中でどれくらいHighになってるかを表す割合をデューティー比(D)で表し、Dが大きいほど、Highになっている時間が長いので、LEDは明るくなる。
ハードウェアプロトタイピング
ポイントは目的の明確化と、スピードの向上とコストの削減
ネットワークとの接続
センシングした情報を蓄積・分析したり、遠隔でデバイスをコントロールするため、ネットワークを介して、サーバと通信する。
ゲートウェイとの接続方法
◯有線
【Ethernet】
・電波干渉の恐れなく安定的に通信できる
・IPを用いた一般的な通信プロトコルが実装可能でPCと簡単に通信できる
・サイズが大きくなったり、設置場所が限定されるのがデメリット
【シリアル通信】
・ゲートウェイにシリアルポートがあれば、接続しやすいが、無いときはUSBシリアル変換ケーブルなどを使い、接続する必要がある。実装するには、通信速度のパラメータや送信するデータのサイズを送受信側双方で設定する必要がある
【USB】
・タイプAと呼ばれるコネクタが採用されやすい
◯無線
【Wifi】
【3G/LTE】
・ver4.0から周波数帯がかわり、Wifiと干渉しなくなった。
・2.4GHz帯を使用する無線通信規格
・伝達速度が低速だが、低電力で稼働
【EnOcean】
データ処理
処理サーバ
1.データ分析
2.データ加工
・バッチ処理:貯めたデータを一定間隔で処理する。
【Apach Hadoop】
・Apach Hadoopの特徴2つ
①MapReduceと呼ばれるデータを効率的に処理する仕組みを持っている。MapReruceは効率的にデータを処理するための仕組み
Map、Shuffle、Reduceの3つの機能を持つ。
Map:処理対象のデータを振り分け
Shuffle:同じ種類のデータを振り分け
Reduce:分類されたデータをまとめる
②HDFS
・分散ファイル・システム
・複数のディスクにデータを分割して格納する。データを読みだすときは複数のディスクから分割されたデータを同時に読み出しを行う
【Apach Spark】
RDDと呼ばれるデータ構造で扱う。RDDはメモリ上で動作するため、とても早い。
◯ストリーム処理
データを保存せず、処理サーバに到着したデータから逐次的に処理する。
【Spark Streaming】
Apach Sparkのライブラリ。Apache Sparkをストリーム処理に利用可
【Apache Storm】
・Stormという処理するデータのことをTupleという。TupleのフローをStreamと呼ぶ。
3.データ保存
4.デバイスへの指令
データベース
データを保存し、活用しやすくする
【リレーショナル・データベース(RDB)】
・最も一般的に使われているデータベース
・SQLを扱う
・画像や音声などのバイナリデータを扱うのが不得意
【キーバリューストア(KVS)】
・NoSQLと呼ばれるデータベースの種類※NoSQLとは、SQLを利用しないデータベースの総称
・バリューというデータの値とキーの値のセットで保存される。
・データ保存先がメモリとハードディスクがあり、RedisというKVSがはメモリ、ハードどちらも保存先にできる。通常メモリ保存で、任意にハードへデータを格納する。
【ドキュメント志向データベース】
・NoSQL
・XMLやJSONといった構造化されたドキュメントの形式でデータを保存できる
・MongoDB
JSONデータを直接保存できる
JSONの値でデータ検索できる
その他
データ分析
・統計的分析
・機械学習
標準化活動
IETE - The Institution of Electronics and Telecommunication Engineers
ITU: Committed to connecting the world
OPEN CONNECTIVITY FOUNDATION (OCF)
南の島のおっさんから営業の極意を教えてもらった話
社会人1年目の夏休みにとある南の島に旅行へ行った。
そこで出会った面白いおっさんから営業の極意を教えてもらった話を紹介する。
そのおっさんが語ってくれたのは、彼自身の体験談だった。
おっさんは、昔大阪で働いていて、そこでそのエリアNo.1の営業成績を残していった。
もともとは、建設現場で現場監督をしていたのだが、ひょんなことから元請けの不動産会社から、社員にスカウトされた。
それまでサラリーマン経験のないおっさん(当時若者)は、初めてのサラリーマンで何もわからなかったという。ネクタイの締め方もわからず、近くにいた派遣の人から小馬鹿にされた。
何もしらない彼に言い渡されたのは、会社がそれまで取れてこなかった契約エリアでの新規契約受注である。その当時、業界ごとに縄張りみたいな形で、エリアごとに契約出来る会社がはっきりと分かれていた。そこで、彼には新人ということで、そのエリアの枠を破壊してくれることを期待されて、白地の部分へ営業するように任された。
なんにもわからないおっさんは一応、渡されたお客さんリストをもとに、会社へ訪問してみる。1件目、断られる。2件目、担当者不在です、と言われる。3件目、断られる。。。結局この日は1件も契約が取れずに終わる。伺った先には、ここのエリアは◯◯◯会社が担当してるから・・・みたいに難色をしめす人もいた。
翌日以降も同じように契約は取れなかった。
そんな日が続き、月間の売上成績はもちろん一番下だった。その会社では、営業成績を発表していたため、自分の成績が周りからも丸見えとなる。会社での立ち位置は厳しくなった。
そして、おっさんは奮起した。狙いを定めた会社を何遍も訪問する。向こうの会社から呆れられるぐらい。そのうち、向こうが折れて、「話だけでも聞きましょ」となる。そうしたらおっさんの勝ち。そっから飲みに誘う。飲みの場では、仕事の話はしない。相手を楽しませる会話をする。終電まで話したあと、お客さんを見送る。そんで、また朝一から営業をかける。お客さんは無条件におっさんと契約をする。それをリストアップされた客先へやって契約を勝ち取り、次第におっさんはその会社で一番の営業成績を残していった。その会社はその業界で一番の売上をあげていたため、おっさんはその業界で一番の営業マンだった。
この話でおっさんは何を営業していただろうか。自分の会社の商品か?いや違う。おっさんが売っていたものは、”おっさん自身”である。だからおっさんは飲みの場で、仕事の話をしなかった。おっさんが自分に言った言葉がある。「お客さんを恋人だと思え。どうしたら好きになるか、考えろ」。これもおっさん的考えで、単に商売相手として考えるのではなく、恋人として相手を見る。そうすると、商品の価値ではなく、その人の価値で勝負できる。そしておっさんは勝っていった。 おっさんが辞めた後は、そのエリアの契約はみるみるうちに減っていったらしい。
先日読んだ「一瞬で忘れられない人になる話し方30のコツ」でもこの話と同様の一節が書かれていた。
これからは、あなたから買いたい、という時代です。
本当に他社より優れている自社製品ってのは、なかなか無いと思う。それでも営業ノルマを与えられてヒーヒー言って、お客さんから断られ精神を削っている人が少なからずいると思う。そういう人たちには、「商品」ではなく、「自分自身」を営業する、という考え方の転換をしてみてはどうだろうか。
上流階級が秘密裏に集まる社交場が存在する
らしいです。実際行ったこともないし、周りで行ったことがあるって聞いたわけでもないけれども、こういう場所が存在するのは、ほぼ間違いなしだと思ってる。
そのように思うに至ったのは、ホリエモンが書いた「拝金」を読んだからだ。これは小説なんだけれど、実際はホリエモンが体験した起業の話を小説風に簡潔書いている話だ。プー太郎の主人公が、ゲーセンでおっさんと称する謎の男に会い、その男からアドバイスを受けながら起業し、上場するまでに至るのだが・・・というあらすじである。謎の男”おっさん”は職業不詳なんだけれど、金持ちなのがわかる。高級料亭だったり、クラブに連れて行かれる主人公。
その中で”社交場”のシーンが描かれる。アイドル、社長、大手広告代理店、などといった限定された人しかいることを許されない空間。それがとても生々しく、細かく描写されている。そこにいる女性はほとんどが街なかで見れば、目移りするような美女ぞろいで、職業はアナウンサーやモデル、キャンペーンガールなど。そして男性陣は社長、テレビ局のプロデューサー、ディレクター、大手広告代理店の社員など。男女どちらにも階級が存在し、一番上が売れっ子のアイドル、そして男性陣の場合、次が社長でその次がテレビ局関係者、その下が大手広告代理店で、一番下がまだ売れ出していないアイドルの卵たち、となっている。そして、イベントなどでそれら女性陣を斡旋する人たちがいる。著書で登場する”猿”というニックネームの人物は、男性陣に彼女らを手配し、彼自身もイベントや合コンに参加したり、お小遣いをもらったりして、おこぼれにあずかっているのだ。
これが単なる小説の一つの場面であれば、本当かよ?って思ってしまうけど、これがホリエモンが書いた小説、ってのがとても信ぴょう性のおける内容である。小説自体は、そこまで面白いストーリーではないのだが、球団買収や、メディアの買収を仕掛け、結局妨害にあって失敗するという、まさにホリエモンの半生をそのまま書いたような内容なので、書かれていることほとんどが、ホリエモンが経験したコトだと思ってよいだろう。(高層ビルの自室で夜景を見ながら、何人の女を連れ込んだだろうか、と思いにふける場面があるけど、それも事実なんだろう・・・)
だいぶ前に週刊文春で、電通マンとAKBメンバーのお誕生日会なる、怪しい写真が流出されたり、ITベンチャーの社長と女優の結婚があったりしたけれども、上に書いたような上流階級のみが参加できるイベント、パーティーで知り合うことが出来るのだろう。
まだ自分の知らない世界が広がっているらしい。
<ちなみに・・・>
ホリエモンの著書、「君がオヤジになる前に」には、ホリエモン自身は小説が無駄な部分が多すぎて好きではないらしく、自分が書いた小説「拝金」では、なるべく無駄な部分は削ぎとって書いたらしい。それなら官能部分抜かせよ・・・とは思う。
<参考URL>
・マスコミが書けないAKBと「電通」の爛れたシークレット飲み会...未成年飲酒も! - ライブドアニュース